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クリスタルのかけらに眠る勇者の心

クリスタルのかけらに眠る勇者の心

呪い亀

「呪い亀」 霞流一 著

 タイトルと表紙の絵がふざけているため、単なるバカミス(お馬鹿なミステリ)かと思ったが、中身は意外にしっかりしている。
 コメディタッチな探偵の一人称スタイルでストーリーが展開していくのだが、「な、な、なんと」と叫んでしまうような壮大な物理トリックも、騙されたと地団駄踏む叙述トリックもない。
 亀に見立てられた死体、走る老人、個性的なキャラ、なかなか面白い。解決した後、思ったのだが、「亀甲縛り」なんて普通の人が簡単にできるもんなのかなあ?そこが一番気になった。

呪い亀
呪い亀


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